
入会・入力は便利なfreee。けど退会するにはここまで大変なの?というのを調べました。
使用していないfreeeを退会する
開業届は『5分で作成できるfreeeの会社開業フリー』を使用して提出をしました。
当初経理処理はMFクラウドの予定だったので、未使用のfreeeを退会することにしました。
https://ssit.jp/blog-002/
https://ssit.jp/blog-003/
退会の手続きで少し手間取ったのでメモしておきます。
通常の会計ソフトの場合にはデータを移行できれば特に削除に関しては問題ありません。
開業freee→会計freeeを使用する際には、事業データも自動移動で便利ですが、逆に退会時にはひと手間かかります。
freeeの退会条件
freeeを退会するには、『事業所の削除』を行う必要があります。
事業所の削除をするには4ステップかかります。
- 会計freeeの支払いを停止する
- 人事労務freeeの支払いを停止する
- メールの配信を停止する
- 事務所を削除する
※基本的には会計freeeを退会すると会社設立freee(開業freee)も退会できます。
(1)会計freeeの支払いを停止する
会計freeeの支払いはサービス毎の使用状況に応じて設定内容が変わります。
- Web・Androidアプリの使用者を削除する
- iOSアプリの定期購読の購入を解除する
各種サービスの決済方法との連動を解除する必要があります。
システム上の3つの前提条件
基本手順は、支払いや各種サービス連携部分でイメージが付きやすいですが、freeeではシステム上の前提条件があります。
※前提条件をクリアしていないと、『事業所の削除』メニューがアクティブになりません。
- 事業所の作成者でログインしているか
- メールアドレスが認証済みか
- 電子帳簿保存機能を無効化しているか
(1)は複数人で作業できる場合、管理者で退会処理を行います
(2)はシステム上、ユーザ情報が登録されていないと削除できない
(3)はバックアップ機能との連動部分、ここは作り込みしてほしい
- freee電子公告が「利用中」でないか
- 会社設立freeeで「設立を完了する]ボタンを押したか
- 開業freee・個人事業主で屋号使ってないか
(1)は開業freeeで法人の場合の機能で、Offにできます。
(2)は削除できないのでサポートに連絡します。
(3)は屋号名に『事業所名(未設定)』で再登録してから削除します。
屋号のクリアに関しては、事業所名に『事業所名(未設定)』で再登録するという方法が必要です。
エンジニアからすると後付け感がありますよね。
個人事業主での開業freeeでは、「設定を完了する」ボタンそのものが存在しないので、旧機能での整合性の問題の可能性があると思います。
まとめ
削除条件が複雑で少しびっくりしました。
開業freeeがよくできたシステムでしたので、利便性追求の為、削除に関しては考慮されていない印象を受けました。
会計ソフトなので当たり前なのかもしれませんが、事業の拡大に伴って複雑になっているような気もします。
ここまで複雑だと逆に退会などもないのかもしれません。
データそのものも複式簿記でないので、移行はそこまで考慮されていないのかもしれません。
ソーシャルログインと屋号付個人事業主は、屋号を変更、メール登録し直して削除しましょう。