シンさん
お問い合せ頂いた『貸借対照表に定期積金を別表示したい。』に答えます
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ご質問の整理
今回のご相談です。
千ちゃん
『ブルーリターンAの決算書・貸借対照表の「資産の部」に於いて「その他の預金」の内の「定期積金」を別科目として表示する事は出来ませんか?』
質問のポイント
質問の要約
・通常仕訳で「定期積金」科目の仕訳が存在する
・青色申告決算書の第4面に「その他の預金」で表示される→別表示したい
具体的には下記のイメージ図のようになります。
解決方法:新規科目を作成して仕訳を整理
シンさん
今回のケースでは、新規科目を作成し、既存仕訳の科目を修正する事で実現が可能です。
ブルーリターンAでの勘定科目のイメージ図
ブルーリターンAのシステム上の制約として、下記図のように『既存科目』に関してはすでに集計先科目が設定されています。
新しい科目を作成し、仕訳を新科目に振り分ける事で、集計先の科目を変更するという修正方法です。
※既存科目に由来するその他の機能については使用できなくなる恐れもありますので十分に注意してご利用下さい。
変更の手順
実際にブルーリターンAで既存科目の仕訳を新規科目に振り分ける方法を解説します。
変更の手順
- 新規科目を作成する
- 既存の仕訳の勘定科目を置換・修正する
- 青色申告決算書を再作成する
新規科目を作成する
- 仕訳入力画面にて「F6:科目設定」をクリック
- 勘定科目一覧画面にて「F9:科目作成」をクリック
- 勘定科目名を入力し、登録する
「勘定科目名」は、同一名称を指定できませんので今回は「積立金」など別の科目名で作成して下さい。
既存の仕訳を置換・修正する
- 仕訳帳一覧を表示する
- 対象科目の仕訳を検索し表示する
- 「修正モード」に変更して、修正する
青色申告決算書を再作成する
青色申告書を再作成し、目的の科目に集約されているかどうかを確認してみてください。
まとめ
今回は特に「定期積金」の内訳を貸借対照表に表示させたいとのお話だったと思います。
勘定科目そのものは、ある程度事業の特色において設定する事は可能です。
しかしながら他システムへの移行や、今後の分析などを考慮するとできるだけ標準的な科目や経理処理を行う事をお勧めします。
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